DJWarpの音楽の旅

テクノ中心にDJ,DTM,プラグインなど音楽のアウトプット

電源タップで音が変わるってホント?

ブログの更新をサボりすぎて一年が経ってしまいました。

もう数ヶ月前の事になりますが、電源タップを買った話。

オーディオ用の電源タップです。

 

僕はオーディオ好きな人達の「電源で音が変わる」と言う話を半信半疑で聞いていました。確かに理屈はなんとなくわかりますが、本当に音が変わったとして人の耳で違いを聞き取る事なんでできるのだろうか?

自分の大雑把な耳の精度では音が変わっても聴き取れないだろうなぁ。電源タップで音が変わる事を楽しめるのはきっと良いシステムを揃えていて、繊細な聞き分けができる一部の人だけなのだろうなーとぼんやり思っていました。

ともかく音にお金をかけ始めると沼の如く深い世界が待ち受けている事は間違いありません。私は限られたお金しか注ぎ込む事はできないので、これまで見て見ぬふりをしてきたのでした。

 

ところが先日楽天の期間限定ポイントが入ったので、どうせ実質タダならいいか、と思い入門編のような安い電源タップを購入してみました。

 

FURMAN 《ファーマン》SS-6B 【6口電源タップ】

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某サイトによると

3ピンACアウトレットを6口搭載し、ステージ、スタジオ、ツアーやホームユースなど幅広い環境で電源を分岐させます。
許容電流15Aと大容量!!また頑丈な作りのボディーは持ち運びやハードな現場の使用などにも便利です。

さらに、この価格ながらEMI(電磁波)/RFI(電波)的ノイズを遮断する「ノイズフィルター」と落雷などが原因で突発的に発生する高電圧から機器を保護する「サージフィルター」も装備し機能抜群!!コストパフォーマンスに優れた定番タップです。

 

とのこと。よくわからないけど今使っているホームセンターで買った電源タップよりマシなのだろうと思って購入!

 

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箱は英語で色々書いてあってよくわからん。

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それなりの大きさがあります。

壁のコンセントに直接繋ぎました。アースに繋がないと意味がないということだったのですが自分の部屋には高さのある場所にエアコン用のアースしかなく、線が届かなかったのでホームセンターでアース線を買って継ぎ足してエアコンのアースに繋いで何とか準備完了。

他の影響を受けないようにモニタースピーカーだけの電源をここから取ってスピーカーを鳴らしてみます。

 

では!いざ試聴♪♪♪

 

あれ?なんか変わった気がする・・定位が良くなったような?音の輪郭が良くなったような!?

いや、いやこれはプラシーボなのでは?

音が良くなるはずという先入観に脳が流されたんじゃないの?俺の脳って単純だし!

でもやっぱりよくなっている気がする。うーん。

 

というわけで自分の感覚に自信が持てないのでもう一度ビフォーとアフターで比べることにしました。そこで登場!前にも紹介したSoner WorksのReference4 !

マイクでスピーカーの測定をして補正をしてくれるソフトです。

早速こちらがビフォーの状態で計測した画面。

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左右の音にブレがあります。

モニタースピーカーの左側は壁とカーテンに近く、右側は液晶モニターと棚に挟まれているような劣悪な条件なのでこの位の差が出るのはまぁ仕方ないのかなー。そもそもスピーカーで音を鳴らす事はあまりしないのでまぁいっかーなんて思ってました。

で、次が新しい電源タップに差し替えて計測した画面。

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何と!左右のズレの幅が小さくなって重なっている部分が増えているー!!

全く同じ条件で電源タップだけを変えただけなのに目に見えるような差が出てビックリしました。部屋の条件のせいだと思っていましたが(もちろんそれもあるのでしょうが)まさか電源のせいでこんなに違いが起こっていたとは・・。

低域の部分はあまり変わっていませんが高域の部分に改善が見られます。

もちろんReference4の補正をかけているわけでもありません。電源タップを変えただけです。

左右のバランスが揃えばそりゃー定位が良くなるわー。確かに!!すげー!!と驚きました。「電源タップで音変わるの?」なんて思っててごめんなさいって反省しました。

 

エントリー機でこれだけ違うという事はもっと高額な物だと・・ゴクリ・・。

確かに沼にハマっていく人が多いわけだ。

そもそも前に使っていた電源タップがダメすぎたのかもしれませんね。

 

電源タップによってノイズや問題が発生する仕組みなどはサッパリわかりませんが、対策はした方がいいという事はハッキリわかりました。

電源周りの整備はオーディオ界では基礎中の基礎なのでしょうが、僕のように本当に電源タップ変えて効果あるのかよー?って疑っている人は多いと思うので参考までに書いてみました。

より正確な出音が求められるモニタースピーカーにこそ電源周りの整備は求められるのかもしれません。

このエントリー機が最低ランクでおおよそ6ー7千円ほど。それなりのモデルだと3万、5万・・20万以上するものも…と上をみるとキリがありませんね。

 

買う前は「電源タップにお金出すくらいだったら焼肉食べた方がいいなー」くらいに思っていましたが、今は「電源タップ買って正解だった!でも3万出すんだったら焼肉食べた方がいいなー」って思っています。

でもきっと3万円の電源タップを試してみたらまた違う世界が見えてきて5万円の電源タップが欲しくなるのかも(以下無限沼)。

 

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