DJWarpの音楽の旅

テクノ中心にDJ,DTM,プラグインなど音楽のアウトプット

最近買って良かったもの トラックメーカー向け

こんばんはー!

ぼーっとしてたらしばらく更新が滞っていました。

今年に買って良かったものをサラッと紹介していきます。 

 

MOTU M4

MOTUが出した新しいオーディオインターフェース

オーディオインターフェースを買い換えようとしていたところ、評判が良いようなので買ってみました。

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私はこの一文に惹かれて買いました。

MOTU M2とM4は、高価なハイエンドモデルのオーディオインターフェースやラグジュアリーなピュアオーディオ機器に採用されるESS Sabre32 Ultra™DACテクノロジーを搭載し、そのメイン出力では驚くべき120 dBのダイナミックレンジを実現します。ESSコンバータはまた、プロフェッショナルヘッドフォンアンプにも匹敵するヘッドフォン出力を備えています。ウルトラクリーンなプリアンプ回路は、マイク入力で-129 dBuのEINを測定。脚色のない明瞭さでオーディオをキャプチャしモニターします。

 

ESSナントカテクノロジーなど知らん。しかしヘッドホンの音がとても良いようだ。

 

SSL2とも迷いましたがSSL2はヘッドホン端子が背面にあるので、ヘッドホンをあれこれ変えて使用する私には前面にヘッドホン端子があるM4を選んだのでした。

背面はこんな感じ。

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将来色々繋げるかもと思ってM4 を選択したけど外部機器を繋ぐ予定全然ないからM2でも良かったかもしれない。

今の私にとってヘッドホンの音さえ良くなればそれでいいと思って買いました。

早速繋いで試聴! 

うん!いいね!

クリアで低域までしっかり見えてバランスのとれた音でした!

低音の質感までしっかり聞こえてモニターしやすい!

レビューではクリアってコメントが多かったけどクリアってのはハイの抜けがいいって訳じゃなくて粒だちがいいって意味のクリアさだなぁと思いました。

 

しばらく使ってみます。

他にも色々機能もありますが、知りたい人はググってください。

 購入してから届くまでに時間がかかりましたがまだ手に入りにくいみたいですね。(ブログ公開時点で。)

私が買った楽器店も販売ページが無くなっていました。

入荷未定ですがサウンドハウスのリンクを貼っておきます。

MOTU ( モツ ) >M4 オーディオインターフェイス 送料無料 | サウンドハウス

 

Oniさんのキック

 エンジニアのOnibabakoさんがキック集の販売を開始したので買いました!40個のフォルダに40種のキックが音階ごとに収録されている結構なボリュームのキック集です。

気に入った音を曲のキーに合う音階でキックをならせられるので便利!

正直キックまでキーを合わせて曲作ってるテクノアーティストがどれだけいるのかわかりませんが、もちろん濁りなくあっている方が綺麗に聞こえますのでこれは便利!

TR−808のキックを、通常キック、アタック無し、ブーン(低域のみ)、アタックのみ抑えと種類を分けて収録されているのでわかりやすい!

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詳しくは下のリンク先のOniさんのページをご覧ください。 

onibabako.amebaownd.com

低音域の処理は難しいことが多くキック一つ鳴らすのも苦労しますがこのキックは豊かな低音がしっかり鳴りつつトラックに埋もれにくいのでダンスミュージック系のトラックメーカーには特におすすめです!

 

Sonarworks Reference 4

モニタースピーカーは設置環境によって本来の音が再現できないことがあります。このSonarworks Reference 4というソフトフェアはその問題を解決するための超便利なソフトなんです。

このソフトは簡単にいうとスピーカーの出音を補正してモニタースピーカーとして正しいフラットな音を出すことができます。(ざっくり言うとね!)

詳しく知りたい人はググってください。

こんな感じのマイクが付属しています。

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ソフトの指示に合わせてマイクの位置を変えながらソフトが出す音をマイクで拾っていく作業をします。

結構なでっかい音を出さないとしっかりマイクが拾ってくれないのと、写真を撮る間もないくらい忙しくマイクを動かして測定が終了!

その結果がこちら!

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 赤い線がフラットで本来あるべき姿。

青い線がスピーカーから出ている音の周波数特性。

緑の線が補正するために調整している部分。

 

随分と我が家のセッティングがまずいことがわかりましたが、低音が出すぎている私のモニタースピーカの特性をグイっと修正して無理やりフラットにしてくれました。

これまでブーミーな低音を聞いていたのがフラットになったことで低音はスッキリして、ボーカルや楽器の音が分離してハッキリ聞こえるようになりました。

 

そして今回の私の一番の目的はヘッドホンのキャリブレーション

大きな音を出せない環境なのでヘッドホンで制作やモニターをすることが多いのでヘッドホンの音も補正できる所に惹かれたのでした!

ヘッドホンは最初から登録されているリストの中から自分のヘッドホンを選ぶだけですので簡単に設定できます。

主要なモニターヘッドホンはほとんど網羅されていますが、パイオニアとかはまだ少ない印象でした。海外メーカーのリストが充実しています。

もちろん900STなど定番のものはしっかりラインナップされています。

SONY CD900STだとこんな感じ。

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出ないとされる低音を持ち上げている事がわかります。中域のフラット感はさすがといった所でしょうか。

手持ちのヘッドホンいくつか試しましたが当然、フラットを目指してはいるものの全部のヘッドホンの出音が同じになるわけではありません。

ヘッドホンの特性を活かしつつ足りない部分が補われている感じがして変化に衝撃を受けました。いやー!これなんで早く買わなかったんだろ〜。

随分とヘッドホンを試してきましたがコレで解決できたんじゃないか・・と後悔しました。たまーにすごく安くなるのでタイミングを見計らって買うのがいいかも。

 

マイク付きバージョンはこちら。

 

マイクなしのヘッドホンだけバージョンもあります。

 

これは絶対にあったほうがいい超絶おすすめのソフトです。

VSTとして機能もできるのでDAWのマスターに入れて適正なモニター環境を整える事ができます。

設定すれば普通にPCで音楽聴いたりする時にもこのソフトを経由してオーディオインターフェースから音を出せるので常にフラット感を維持して聞くこともできます。

マイク付きが2万円台になった時は買い時です!

これは本当に買ってよかったわー。 

 

YAMAHA HPH-MT8

ヤマハのモニターヘッドホン!

ツイッターで評判が良かったので買ってみました!

早速開封!箱は大きめ。

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中は本体と説明書、カールコードのケーブルとストレートケーブルと収納袋。

私はカールコード派なのでカールコードを選択しました。

ヘッドホンの本体は結構重量があります。350gだそうです。モニターヘッドホンの定番SONY MDR-CD900STは200gなので1.5倍!ズッシリ重い訳ではありませんが重厚感があります。

イヤーパッドの素材は柔らかすぎず硬すぎずちょうどよくて気持ち良さそう。

イヤーカップが180度クルッと回転するのでTVのカラオケ審査員がやってるみたいな片耳だけクルッとひっくり返して聞くやつができそうです。(しかしあれ何でなんだろね)

アームも結構伸びるので頭のデカイ私でも全然余裕があります。これはポイント高い!

側圧は強すぎずソフトです。耳をすっぽり覆うのでそれなりの密閉度があります。

重たいかなと思ったけど装着してみるとたいして気になりません。

ヘッドホンの穴に専用のミニジャックさしてクルッと回してロックがかかるタイプです。

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早速音楽を聴いてみます。

高音の響きも綺麗で細かなニュアンスも伝わってくる音!ボーカルも埋もれることなく各パートの距離感も伝わってきます。うん、これはわかりやすいぞ!

リバーヴの効き具合もしっかり感じ取れそう。定位がわかりやすいなー。

低音は盛り過ぎることなくナチュラルな印象。

ボーカルものとか特に映える!ボーカルの空気感が引き立って聞こえる気がする。

今のところ低音が小さく聞こえるから低音の出具合が気になるところだな。

テクノを聴いてみる。

ローのパートはしっかり聞こえるものの量感が無く存在感が少し薄め。

ハイはヌケがいいものの耳が痛くならないバランスが取れている音。

808のキックでローエンドの出具合を確認。しっかり低い音まで鳴ってはいるがちょっと物足りないなー。

低音が小さく聞こえるので低音の量感の調整とかは難しそうな気がする。

低音部分に物足りなさが若干あるけど、一般の音楽では十分なヘッドホンだと思います。

では今度はSonarworks Reference 4キャリブレーションして聴いてみます。

どうやら元の音(青)はかなり凸凹みたい。やはり低音部は持ち上げる補正がかかってる。

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おっ!!低音がしっかり出るようになった!

あれ、聴き比べてみると元の音はハイの部分がなんだか不自然。

バイパスして聞くと持ち上がってる青い線の高域の方の影響なのか変な空気感みたいな音が入っていることに気がつく。

キャリブレーションして聴くと足りない部分が持ち上がってフラットに近くなるけどボーカルの低い部分が出ちゃってボーカルの存在感が少しモヤっとしちゃうので、わざと?凹ましてる帯域があるってことなのかも。

Sonarworks Reference 4を色々試したところDry/Wetを70-80%程度にすると低音もしっかりなりつつヘッドホンの良さも活きた音になりました。

という訳で低音重視のダンスミュージックのトラックメーカーには低音の聞こえ方が物足りないけど、普通の歌物とか生音源系の音楽では精度良く長時間の作業にも耐えられるいい音!という私の結論に至りました。

Sonarworks Reference 4と組み合わせて使うならとても良い!

その後色々な音源を聴いて見ました。

Sonarworks Reference 4を通さずに普通に聴くとボーカルの空気感が際立って聞こえるのでボーカルものの処理とかする人にはその点が大きく評価されているのかもしれません。

アコースティックものとか聴くときはキャリブレーションせず普通に聴いた方が細かな音の粒が見えてくる感じ。あー楽しいなー。

 

なんだかツイッターで見た感じとは違う感じになってしまいましたが私は耳音痴なので、購入を検討されている方は他の方のサイトや評価もご覧ください!

これまで使ってたFocal Listen Proは私の頭がデカすぎて長時間使うと脳天が痛くなっていましたが、これは頭の大きな人でも全然痛くならない!

頭がでっかい全国民を代表してありがとうと言いたい!

 

おまけ 

 Mimimamo

ヘッドホンのイヤーパッド部分につけるカバーです。

ビヨーンと伸びる素材でサラサラして肌さわりも良い感じ!

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イヤーパッドの劣化を防いでくれそうなので買ってみました。色のバリエーションがあって選ぶのも楽しい!私は赤をチョイス。シャア専用

長時間使った時の蒸れも改善しそう。大切なヘッドホンを長く使いたいですよね。汚れたら変えれば良いし便利だなー!

とはいえ!イヤーパッドにすっぽり被せるので音の変化が気になるところ。

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色々聴いてみました!

結果:やはり音は変わる。モニターヘッドホンに使うと音の聴こえ方を見誤るかも。

テクノだとハイハットが丸くなったり、ボーカルものだと声の抜けが悪くなったりと高域が丸くなって聴こえました。そりゃそうだ。スッポリ被せてるからね。

と言うわけで私はリスニング用のヘッドホンに使うことにしました。

今回買ったLサイズはSONYノイズキャンセリングヘッドホンWH-1000X M3にもYAMAHAのHPH-MT8にもFocal Listen ProにもSONY MDR-CD900STにもピッタリ合いました。よく伸びる素材なので大体のヘッドホンで合いそうです。

長時間ヘッドホンで音楽を聴く人にはおすすめ!

 

メーカーのHPにはヘッドホン対応表もあるので参考にすると良いかも。

https://mimimamo.com/support.html

私は時々ヘッドホンをカバンに放り投げてお出かけをしますが、カバンの中にある小さなゴミがイヤーパッド内に付着するのを防いでくれるのはありがたいです。

しかしカバンの中には何故小さなゴミが溜まる(?)のか!?謎です。

 

というわけで、色々試してみました。

音楽聴くのが楽しくてトラック制作が全然進まないのが悩みです。

面白いVSTなどもいくつか導入したのでまたの機械に紹介します。

ではまたー!!