今日もひたすらキックとハットの鳴り続ける音楽を聴いて踊って寝る!の繰り返し。
ミニマルだね。テクノ!!
2018年2月の頭にAbleton Live 10がリリースされました。
早速Ableton Live 9から10へアップグレードして乗り換えてみましたので使用感を書きたいと思います。
とはいえ、そもそもAbleton Live 9すら使いこなせていなかった私。。
使いこなせていない機能も沢山ありますし、特段Ableton Liveに詳しくもありませんので、あくまで私がテクノを作る時に使う・・という目線で感じたことをツラツラと書きなぐってやろうと思います。今回紹介しているのはAbleton Live 10のSuiteです。
Ableton Live 10の主な新機能
新たに導入されたシンセです。
2基のオシレーター、フィルター2基、モジュレーションシステム1基を組み合わせたシンセで、それぞれのオシレーターのウェーブテーブルを選んでパラメーターをいじるだけで簡単に多彩な音色を出すことができます。
ウェーブテーブルは以下のカテゴリの中から選択できます。
Basic(29),Collection(15),Complex(16),Distotion(9),Filter(14),Formant(17),Harmonics(20),Instrument(19),Noise(23),Retro(15),Vintage(17)
括弧内の( )数字が収録されているウェーブテーブルライブラリ数で合計194種のウェーブテーブルがありました(私が指折り数えたので間違ってたらごめんなさい)。
Wavetableの詳しい説明はAbleton Live公式のこちらに詳しく載っているので好きな方はどうぞ。
というわけで色々触ってみました。
シンセに詳しくない初心者でも簡単に音を作り込めるという触れ込みだけあって、ウェーブテーブルを選んで適当ににフィルターやエンベロープを いじくるだけでも厚みのある音ができあがります。
使い込めばさらに色々面白いことができそうです。
特に初めてDAWを買う方にとっては貴重な戦力の一つになるでしょう。
Echo
今回新たに加わったエフェクトのひとつEcho。
モジュレーションディレイエフェクト!とのこと。詳しい説明はAbletonの公式ページとかからみてチョーダイ!
このディレイはとてもいい感じ!ヴィジュアルもわかりやすいし!
他にもいくつか新たなエフェクトが追加されましたがEchoが一番好きでした。
Drum Buss
こちらも今回加わったエフェクト。
ドラムトラックにブッ挿すだけで迫力のある音に早変わり!
これひとつでトランジェントの調整もできて何とまぁ気軽に挿せて便利!
これまでトランジェント調整用のプラグインとかコンプとかを何個も刺してたけどこれがあればザックリ目的の音まで短時間でたどり着けるような気がします。
あと良い意味で気になったのはこの変更点。
EQ8のローの一番下がこれまで20Hzだったのが10Hzになっってます。
正直音が出てるかどうかもほとんど聞こえない部分ですが、20Hz以下に音が詰まってるとカットしたくて気になっていたのでなんだか安心です。
と、ここまで色々触ってきたけど、正直「あれ。。Ableton Live 10にアップグレードしたのに特にビックリするほど良くなったりはしてないような・・」と思ってました。アレに気がつくまでは。
Capture
そう!私が今回一番Ableton Live 10にして良かったー!!と思っているのはこの「Capture」機能です。
AbletonによるとCaptureとは
”レコーディングを考えていないときに思いついたアイデアでも、Liveに取り込んで音楽にしていくことができます。MIDIトラックを作成して再生状態にしておきます。演奏を行い、いいと思えるフレーズが鳴らせたら、Captureボタンを押します。Liveが自動でテンポとタイミングをマッチングするので、演奏したメロディやグルーヴがきれいなループになって再生されます。Captureを使って楽曲を作り込むこともできます。新しいパートを加えられるほか、現在のトラックにMIDI信号をオーバーダブできます。上手く演奏できたときにCaptureを押すだけなので、作業を中断することなく制作を進められます。”
つまり演奏をした後からCaptureボタンを押せば演奏した内容を保存できるってことです!
超便利!
私の場合はテキトーにPushを叩きながらいいフレーズができた!と思ったらこの画面上のボタンを押すだけ。右から2番目の四角い四角のところです。
そーするとこのように
これまで弾いた部分の中から直近の1小節をループに自動設定しれくれます。
わかりやすい動画はこちらに。
これ本当に便利!
最初から録音しておけばいいじゃーん!って思うかもしれませんが、録音していると何故か集中できない(本番に弱いタイプなのか??)
なので、こんな風にテキトーに弾いたりしたものを呼び出せるってのは本当に素晴らしい!早速この機能は全力で役に立ってます!
Ableton Live 9から10にアップグレードする価値があるのか?
・ガッツリAbletonを使いこなせている方なら100%アリ!
・MIDIコンやキーボードでガンガン弾いたり音を出しながら考えたい人はCaptureが活きるので買い!Capture機能はパッと見よりも17倍くらい便利です!
・もちろんAbleton Live 9でも十分にトラックメイクはできます。特に不満のない方は全然問題なし!
StandardとSuiteでお悩みの方へ。
Ableton Liveを初めて購入しようとする方はStandardかSuiteで悩むと思います。
Standrd
既にプラグインのシンセなどをたくさん持っている方であればStandardで十分トラックが作れます。
私も以前はStandardを使っていました。私はDAW内蔵の音源はあまり使う気になれず色々な他社のプラグインを揃えて使っていたのでStandardでも全く不便や不足を感じた事はありませんでした。初期費用を抑えて、浮いたぶん他の機材や音源にお金をつぎ込む手もアリだと思います。
Suite
音源などが何もない状態で、お金に余裕があればSuite一択です。
十分なシンセやサンプルライブラリーが付いてくるのでこれがあれば一通りの事はできます。後から色々バラバラにソフトシンセを増やしてくよりも、統一感のある操作方法で音作りが楽しめる内蔵シンセを使い倒していけば効率よくトラックを作れるようになるでしょう。
私はMax for LiveとSuiteに付属のPackに興味があったので9の時にSuiteにアップグレードしました。(が、現在はMax for LiveもPackも全く触ってません・・)。私のように大した機能も使いこなせないまま勢いだけでトラックを作るタイプだと宝の持ち腐れになることもあるかもしれません(安くは無かったのに・・グスン。。後悔はしてませんよ)。
Ableton Liveのホームページには十分な動画や説明があるので検討している方は隅々までよく見ると参考になると思います。
まぁ、動画なんて見てたら欲しくなる一方だけどね、あははー!
てな訳で、勢いに乗ってAbleton Live 10に乗り換えてみましたが、これまでLive 9で作ってきたファイルも開けますし今のところ問題なく使えています。
まだちゃんと完成したトラックがないので何とも言えませんが。
DAWはどんどん進化していくけど、結局は人間のやる気ひとつなので、別にどのDAW使ってもトラックは出来上がります。
Ableton LiveでもCuebaseでもStudio One何でも好きなDAW使ってトラックを作ってみよう!超楽しいよー!
さぁ!テクノ作ろー!!