あっというまにもう5月が!
テクノやエレクトロな音楽大好きな皆さん!お元気でしょうか?
なかには入学や入社など、新しい道へと進み始めた方が沢山いると思います。新しい授業や仕事になれるまでしばらく大変でしょうが、残念ながら音楽を辞めてしまう方が多いのもこの時期なのです。
音楽を続けるのは大変。
しかも辞めると再び始めるのには3倍くらいエネルギーがいる。
これは紛れも無い事実です。
辞めるも続けるも個人の自由ですので私がとやかく言うことでは無いかもしれませんが、音楽を続けるメリットも沢山ありますので今日は「音楽を続けるコツ」について語ります。
音楽を続けると言っても、職業としての音楽家を目指すというハードルの高い話ではなく、趣味としてのDJや音楽制作、DTM等を続けていくという話。
みんな辞めて行く
特に社会人になるとどんどん音楽から遠ざかって行く人が増えていきます。
理由は様々。
仕事が忙しくて時間がない。仕事の付き合いが増えて時間がない。ブラックすぎて帰れない。翌朝の仕事に響くから夜ふかしできない。疲れて余裕がない。何かとお金がかかる社会人、音楽へお金をかける余裕が無い。音楽仲間が周りに居なくなった。クラブへも行けなくなった。休日は寝たい。結婚した。子どもができた。情熱が失われた。など、など、それぞれのやむを得ない事情もあります。
特に楽器など、ある程度の練習量が必要なモノは、忙しい毎日に流されてどんどん遠ざかってしまう事も多いでしょう。
私も周りを見渡せば月日が流れるにつれDJや音楽制作を止めてしまうお友達が増えてきました。
一方時間の余裕がなくても合間を縫って音楽活動をずーっと続けている人もいます。
決して続けない事がダメな訳ではありません。より良い趣味や時間の使い方を見つけて幸せであればそれが正解だと思います。
しかし、時間の制約を言い訳に趣味を失ってしまったまま人生を過ごす事になるのであれば、それはもったいない!
音楽に限った事ではありませんが、趣味は人生に花をそえてくれるものです。人生を豊かに、楽しく活きる為にも趣味はあった方がイイのは間違いありません。
音楽が好きな方は、是非ともこのまま好きな音楽を続けて下さい。
これから音楽を始めたい人も今からでも遅くはありません!
最近では無料の音楽ソフト/アプリやDJソフト/アプリが充実してきています。
あとはやり方覚えてコツコツやるだけ!iPhoneだけで曲を作ってリリースしている方もいますし音楽を始めたり続けるのに特別に大きな投資が必要な訳ではありません。
いつかやろうは二度とやらない
余裕ができたらまたやろう!なんて思ってもいつまでたってもそんな余裕は生まれる事はありません。また、余裕ができたとしても別の事に時間が消費されてしまい決して二度とやることはありません。
これまで日記やランニング、ダイエットやギターなどが長続きしなかった経験は誰しもあるはずです。物事を続けるのは意外と大変なんですよね。
昔DJをやっていた方は最近の曲追いかけてないし・・、DTMをやっていた方であれば、DAWのバージョンがもう古いし・・なんて事を理由に再び始める事を諦める人も多いんですよね。
だから!この四月に環境が変わった方は、この後も続けたければ絶対にない辞めない事をオススメします。
誰かもツイッターで呟いてましたが、時間が無くても小さく続ける事が大切です。
習慣化するまで頑張ればなんとかなる
仕事が忙しくても、辞めずになんとか習慣化さえしてしまえば辞めずに続けて行けます。
最初から大きな事を目標にしなくても、毎日DAWを立ち上げるとか、DJであれば2〜3曲ミックスするとか簡単に出来る事を習慣化するまで続けると、自然に生活の一部に組み込まれていき長く続ける事ができます。
私の知っているテクノアーティストさんは、毎日ループを作ると言う事をコツコツ続けた結果メキメキ腕を上げてビートポートのミニマルチャート上位にチャートインしました。
習慣化すれば後は内容を深めて行くだけなので、習慣化するまで続ける事が大切です。
習慣的に音楽制作やDJを繰り返す事で、音への理解度や楽しさがどんどん深まっていきます。
楽しくなる→もっとやる→上手くなる→楽しくなるという循環になると後はもうウヒョ〜(°▽°)って感じで勝手にどんどん楽しくなっていきます。
しかし!習慣化こそが難しい!
仕事ではありませんので、やらなくても誰も困りませんし、誰からも期待されないかもしれません。飲み会や出張などで毎日やろうとしていた事が途切れたりするとなし崩し的にやらなくなる病が襲いかかるかもしれません。
続けるコツは二つ。
1、見えるようにする
何も音楽に限った事ではありませんが、ダイエットや、英語の勉強などでも続けたい、習慣化したい事があればしっかりと行動を起こした自分を褒めてあげる事が大切です。
幼稚園とかでよくある「ご褒美シール」ってあるでしょ?
あれ、バカにしてたらとんでもないんです。
私はDAWを立ち上げた日にカレンダーにシールを貼る事にしました。とりあえずDAWを立ち上げれば音を出したり、何となく曲のベースが出来たりして、中には「コレは行ける!」というモノができる日もあります。
一週間程続くとカレンダーにシールが埋まるのが、楽しくなってきました。更に一週間も続くと、シールを貼りたい一心で続けている自分がいました。たかがシールですが、自分が頑張った証が目に見えるわけですから、自分を褒めてる満足感がとてもあるんです。
ある日寝落ちして忘れてしまいシールを貼れなかった日がありました。カレンダーに穴を開けてしまった、、という悲しい気持ちになってしまいました。
あまり厳格なルールにしてしまうと諦めてしまうので、私は少し緩めに
・やらなくても翌日分にプラスして別のプロジェクトをやれば2日分シールを貼る
・週に1日はやらない日があってもいい
という自分ルールを決めて続けています。
ご褒美シールのおかげで、すっかり習慣化したので辞める気も起きませんし、続けている事で前に進んでいる感覚を得る事が出来ます。
好きな事をここまでしてやる必要はないと思うかもしれませんが、時間や環境のせいで続ける自信がない人は参考にしていただけると思います。
2、発表しよう
作った曲やMIXを発表しよう。
SoundCloud、MixCloudやYouTubeなど発表できる場所は沢山あります。
せっかく作ったからには発表しよう!
もしかすると誰かが「イイネ」をつけてくれるかもしれません。それ励みになり次の制作モチベーションへと繋がります。
どこかのレーベルのA&RがSoundCloudにアップした曲を聴いてリリースのお誘いをする事もありますし、良いDJ MIXであれば、Podcastのお誘いが来る事もあります。
最初から「物凄く素晴らしい!!!」と思われる作品が作れるのは一部の天才だけです。もし自分が天才でないと思うのであれば、作った作品をコツコツ発表して努力してスキルをアップしていきましょう。
「いつか良い曲ができたら・・」なんて言ってる人は絶対に「その時」は来ません。
発表を繰り返す事で、腕も上がり音楽を続けて行くモチベーションが維持されます。
そして、もし批判的な批評を受けてもそれを糧に上を目指して頑張っていきましょう!
その昔ニコ動に初めて作った曲をアップしたDTMerがボロクソに批評されて、数年後に誰もが実力を認めるプロデューサーになった・・という実話もありましたし、続けて行く事が大切です。
SNSにアップする事で新たな人脈ができたり、ライブやDJのお誘いが来る事もあります。音楽を通じて世界中の人と分かり合えるのも魅力のひとつです。
趣味を大切にすると仕事も頑張れる
趣味があると仕事にもハリがでます。
休日を一日寝て過ごしてしまった?・・なんてもったいない!
趣味があると休日には自分の趣味にドップリ浸かってリフレッシュする事が出来ます。好きな事はいくらやっても疲れないから不思議ですよね。
欲しい機材の為に頑張って働く!とか早く帰りたいから時間内にキッチリ終わらせる!とかモチベーションの一つにも成り得ます。
私は音楽の時間を捻出する為に仕事を効率化して少しでも早く仕事を終われるように努力をする事をしてきました。長い目で見れば仕事をキッチリとこなしていく事が、自身で仕事をコントロールできる事に繋がります。
仕事を効率化する為の手法などが趣味の世界でも活かされる事があるので仕事の為の勉強も惜しみなくやると結果的に自分に戻ってくるよ!
仕事をコントロールできれば時間もコントロールできるし、給与も上がる(ハズ)!
特に新入社員のみなさん!
社会人になっても趣味は失わない方がイイぜ!!
それに、会社以外の人との繋がりは絶対に持っていた方がイイです。
会社の組織は小さな国のようなもの。いつの間にか自分の国の常識が他の国の常識と違ってくる事もよくあります。客観的に自分を見つめられる社外の人との繋がりは大切にしましょう。また損得関係なく付き合える友人は本当に大切ですからね!
かといって、仕事の手を抜いてはいけません。足元をキッチリ固めて音楽をしている方の方が長く続けて行く事が出来ます。
好きな気持ちを大切に
結局、なんだかんだ言っても「好き」という気持ちがあれば続けてく事が出来ます。
しかし、慣れない生活や多忙な仕事に埋もれて「好き」な気持ちが薄れて行くことも。
「好き」という気持ちを忘れない為にも好きな音楽や趣味の世界に常に触れ合う機会を保ち続けましょう。
「いやいや、続ける努力をするなんて事がおかしいよ、そんなの無理やりやってるみたいで趣味でも何でもないじゃん!」と思う方もいるかも知れません。
しかし世の中には才能に溢れながら些細な理由で音楽から離れて行く人が多く存在するんです。もったいないじゃん。
曲が1曲250円で買える時代、いや、もはや買いもせずにYouTubeで見て聴いて充分・・って人が増えてきた時代に、音楽の価値を知っている仲間を減らしたくは無いじゃないの。
ってわけで、忙しくてもたまにはクラブに行って爆音で音楽を楽しんで明日からまた頑張るぞ!ワッショイ!
さぁ!クラブへ行こう!